流通業界10年☆企業年金プランナーホッシーの流通と年金のお話

流通業界10年のホッシーが流通関連のお話と労働保険・社会保険の気になるニュースを見ていきます。
MENU

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

SHARE

政管健保 国庫負担削減なるか??

5   0

政府管掌健康保険(政管健保)は、社会保障の最後の受け皿として、国民皆保険の主役としての歴史を持っています。
医療保険制度は、自営業者などが加入する「国民健康保険」、勤めている人が加入する「政管健保」「組合健保」などに大きく分かれます。

この制度は、誰もが病気や怪我をした時に、診察料の何割かで診療を受けられる制度である。
いくらかの違いがあるがほとんどの国で、公的な医療制度がありますが、例外で有名なのはアメリカとイギリスです。
アメリカは、日本の老人医療に当たるものは公的医療制度がありますが、自由診療が基本で病気や怪我の時には、自分で私的に入っている保険会社から補助を受けます。

先日、高齢者医療の凍結が決定しましたが、今回は一体何が起きているのでしょうか??

●10月29日(毎日新聞)

 中小企業の従業員が加入する政府管掌健康保険への国庫負担を削減し、大企業の社員らに肩代わりさせることを狙った健康保険法改正の法案化作業が29日、社会保障審議会医療保険部会で始まった。厚生労働省は「大企業と中小企業の格差是正」を大義名分に来年の通常国会に法案を提出する意向。しかし、国のツケを回される格好の労使双方とも強く反対、議論は平行線に終わった。

財政難の政管健保に対し、大企業中心の健保組合は1900億円、公務員の共済組合は1000億円を「共生」の精神で拠出せよ。その代わり、政管健保に支出している国庫負担は2200億円カットする--というのが厚労省原案だ。健保組合は労使で負担する保険料を1人当たり年間1万2000円強値上げせざるを得なくなる。日本経団連、健保連、連合は「保険制度の枠組みを崩す」との見解をまとめ、連名で反対を表明する異例の事態に発展している。

こうした労使の姿勢に、29日は公益委員から「大企業は恵まれた自分たちだけを囲い、その結果中小との格差が生じている」との指摘も飛び出した。ただ、労使が不満を募らせる背景には、厚労省案は国庫支出削減ありきで「格差是正」が後付けの理由に過ぎないということもある。厚労省は、財務省から08年度も社会保障費を2200億円圧縮するよう迫られ、財源探しに追われた。そしてそのさなかの8月、突如公表したのが今回の案。厚労省幹部も社会保障費削減策であることを認めており、健保連の代表は29日、「今回の案はあまりにも筋が悪い」と酷評した。

(終わり)


今回の改革案はどうなのでしょう??
確かに、組合健保は従業員700名以上の会社が設立できることから、大企業が多く加入しています。
また、政管健保はそれら組合健保に入っていない企業が入ることになります。
その点で、加入者の標準報酬月額(分かりやすく言うとお給料)の違いは大きく、保険料率にすると組合健保は7.4%、政管健保は8.2%と0.8%の開きがあるのです。

同じ健康保険なのに、保険料率が違うところに不平不満が出てくるのはもっともな話だとは思います。
しかし、今までの社会保険庁の不祥事を見ていると、どうも問題はそれだけではないような気がしてなりません。

もし、政管健保を民間が運営していたら、本当にこれほどの差になるのでしょうか??
政管健保は政府が、組合健保は組合が、運営しているのでそれが保険料率に跳ね返っているとも取れるので、もっと色々と議論をして欲しいとおもいます。

また、それ以前に、今回の肩代わり案で一番納得がいかないのは、この改正をする理由が、「国庫負担削減」が根底にあるということです。
政管健保と組合健保の保険料率の格差は、確かにおかしいとは思います。
しかし、それの解消が一番の理由ではなくて、国庫負担費削減の丁度良い財源を見つけた的な発想で、今回の改正案が出たとしたら、それはもっと良く話し合って欲しいと思います。

国庫負担削減ありきではなく、納税者の国民ありきで制度改革を考えて欲しいものですね。


みなさんの応援が元気の源になります~!!
応援よろしくお願いします







スポンサーサイト

SHARE

-5 Comments

ばななぷりん says...""
何か書こうと思ったのですが、うまく書けず、頭が痛くなりました(><)
格差是正、国庫負担削減。どちらも思いテーマです。
国庫負担削減の前に、無駄を省いて欲しいとは思います。
でも、努力してお金持ちの組合の保険料率が低いのは、そんなにいけないことでしょうか?
うちは政管健保なのですが、ある程度努力した人が報われるゆとりは認めるほうが風通しのよい社会ではないでしょうか?
単純に白黒つけられないし、生活に困っている人たちのことも考えなくてはいけませんが。
第4楽章が始まりましたので、すみません、この辺で…。歌いますんで。
2007.10.30 21:25 | URL | #- [edit]
てつあに says...""
しかしホッシーさんの日記は社労士らしいですなぁ~
私のアホみたいな日記とは大違いです(汗)
さて保険料の格差についてですが、私としては保険料率に差があってもいいと思います。
がんばった会社が自分で組合を設立して、保険料を安くする。
組合のない会社はそれを目指してがんばる。
そして企業は発展する。
そんなにうまくはいかないですが、私の考えはこんな感じですね。
2007.10.30 22:26 | URL | #mQop/nM. [edit]
師匠 says...""
格差とか、元々存在していたことを、あたかも今気づいて画期的に言及するかのような
茶番劇、いい加減やめて欲しいよね。

恵まれた側に基準を合わせるのではなく、恵まれない側に合わさせて
足を引っ張り合うような、嫉妬の経済学を利用しようとしてるんでしょうな。

きっと、そういう根性の国民が多いところに、こういう法案が生まれてくるんだと思うのね。
不平等感をなくして平準化を図ろうとするなら、全体を引き上げる方向での
議論をすればいいのに、誰かを引きずり下ろすことで溜飲を下げるような風潮が...。
市民も、そういう意味で成熟する必要があるんだと思う。
2007.10.30 23:16 | URL | #XZ039GEA [edit]
ホッシー says...""
☆ばななぷりんさん

確かに、無駄遣いが無くなれば、保険給付がもう少し余裕を持って行えるようになるのではないかとは思いますね。

政管健保と健保組合は、同じ健康保険の枠組みの中で運営されているので、同じ保険料率が良いと思ってのですが、保険料率の格差があっても良いとの御意見ありがとうございます。
とっても、難しい問題なんで、どのような意見で書くのが良いか、正直迷ったんです。
そのようにコメントしていただき、ちょっとほっとしました(笑)

☆てつあにさん

知識のブラッシュアップの為に頑張っています。
この日記がなくなると、社労士の知識を使う機会がなくなってしまいますので、自分に鞭打って頑張ってます(笑)

てつあにさんも、保険料率の違いには賛成なのですね。
たしかに、企業の目標としては良いかもしれませんね。
保険料も折半負担なので、頑張って保険料率を落とせば、事業主、被保険者共に助かりますからね。
それにより、会社自体もレベルアップすれば、もう言うことないですね!!

☆師匠さん

確かに、どんな時でも、低い水準に合わせようとしますね。。。
そっちの方が、簡単なんでしょうね。
でも、師匠さんの言うとおり、簡単な方にばっかりあわせていたら、それこそ日本の制度自体が、駄目になりますよね。
頑張ったって、そのうち駄目な方にあわされてしまうのですから。。。

もともと、日本人って、「協調」などを美徳としてます。
しかし、社会では、もっと上昇志向で行かないと、駄目ですね。
今日も、日本のランク下げられたし。
とっても、考えさせられるコメントありがとうございます。
2007.11.01 01:07 | URL | #- [edit]
ばななぷりん says...""
一番乗りだったから、あの意見は少し勇気がいりましたが、喜んでいただけてうれしいです。

思いやりや、福祉の精神はとても大切ですが、一方で、健全な競争を認める自由が同じように大切だと思います。失敗したり、自助努力したり、助け合ったり、自浄作用がおきたり。
そんな勢いのある社会だといいな。
2007.11.01 19:30 | URL | #- [edit]

Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

trackbackURL:http://wakarurouki.blog114.fc2.com/tb.php/42-c734da50
該当の記事は見つかりませんでした。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。