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パワハラ遂に労災認定

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最近、パワハラと言う言葉を良く聞くようになりました。最近起こった事件で、これはパワハラとも言うのではないかと思ってのは、某相撲部屋の事件でした。

パワハラとは、パワーハラスメントの略になります。これと似た言葉にセクシャルハラスメント(セクハラ)があります。こちらの方が、皆さんになじみがある言葉ですね。そして、セクハラについては、賠償金などの事例もそろってきており、被害者が保護される地盤が固まりました。

では、今回のパワハラは、どうでしょうか??残念ながら、「パワハラ」と言う言葉は、世間に浸透して知られるようになってきました。しかし、パワハラについて法廷で争うとなると・・・・。具体的な法的な対策は、まだ全然無いと言うに等しいレベルです。その中でも、今回画期的な判決が出ました。

●10月15日(毎日新聞)

製薬会社「日研化学」(現興和創薬、本社・東京)の男性社員(当時35歳)が自殺したのは上司の暴言が原因だとして、妻が国に労災認定を求めた訴訟で、東京地裁は15日、請求を認め、静岡労働基準監督署の労災不認定処分を取り消した。渡辺弘裁判長は「上司の言葉が過重なストレスとなってうつ病になり、自殺した」と判断した。原告代理人によると、パワーハラスメント(地位を利用した嫌がらせ)を原因とした自殺を労災と認めた司法判断は初めて。

判決によると、男性は当時、名古屋支店静岡営業所(静岡市)でMR(医薬情報担当者)として勤務。02年秋以降、上司の男性係長から「存在が目障りだ。居るだけでみんなが迷惑している。お願いだから消えてくれ」「仕事しないやつだと言い触らしたる」「給料泥棒」などと厳しい言葉をたびたび浴びせられた。男性は同年末から心身に変調を来し、03年3月に首つり自殺した。労基署は「発言は指導、助言」と判断し、労災と認めなかった。

係長の発言について、判決は「キャリアばかりか人格や存在を否定するもので、嫌悪の感情も認められる。男性のストレスは通常の上司とのトラブルより非常に強かった」と指摘。遺書に記されていたことも踏まえ、係長の発言で男性がうつ病を発症したと認定した。

(終わり)


パワハラと言う言葉を調べてみると、決まって出てくる言葉があります。まずは、欧米ではパワハラは「モラルハラスメント」と呼ばれていて、対策について研究されていること。また、パワハラは家庭で起きると「ドメスティックバイオレンス」。学校で起きると「いじめ」。大学などで起きると「アカデミック・ハラスメント」と言葉を変える。このように言葉を変えると、身近に感じる言葉がある方ももしかしたら居られるのではないでしょうか??

パワハラと聞くと、上司が部下に対して色々とプレッシャーを掛けることのように思われるかもしれません。しかし、パワハラは、上司が部下に行うこととは限りません。有能な部下が上司に対して行うこともありうるのです。パワハラと言う言葉は、まだまだ、広まったばかりの言葉なので、もっと実態を知っていかないといけないですね。

今回の方のように、「存在が目障りだ」、「消えてくれ」、「給料泥棒」と言われ続けたら、どう思うでしょうか??とても、では無いですが仕事どころではないし、会社に行くことさえ億劫になってしまうように思います。

また、今までパワハラと言う言葉が出てこなかった理由として考えられるのが、日本独自の雇用形態の「終身雇用」が影響していると考えられています。終身雇用では、解雇されれるとはほとんどありませんでした。しかし、終身雇用が崩壊し、能力主義になった今、上司の評価によっては、最悪「解雇」にいたる事由も考えられることから、パワハラによる精神的な問題が起こってきたと思われています。

パワハラは、権力を持つ物が行っていることが多い為に、周りの人が助けてくれるケースは、とても少ないと思います。もし、どうしても耐えられなくなったら、すぐに会社以外の人に相談するなり、無料でも良いので法律に詳しい方に相談してください。最悪の事態に至る前に、食い止まって欲しいと思います。


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-7 Comments

nobu says..."考えさせられました"
こんにちは、nobuです。
こちらのブログでは、「初めまして」ですね!

このニュースを知ったとき、考えさせられましたね。
いまの社会は、何となく「生きにくいなぁ」と感じちゃうんですよ。

「生き抜く」つらさを感じている人が少なくない気がするのは、
私の考えすぎかもしれないけどね…。


2007.10.16 12:03 | URL | #- [edit]
ばななぷりん says...""
こんばんは!
朝日新聞にも載っていましたよ。
「原告がわによると、パワーハラスメントを原因とする自殺を労災と認めた司法判断は初めて」
というくだりが印象的でした。もっと社会に浸透していたら、ひょっとして、JR西日本の尼崎の脱線事故はさけられたのではないか、と想像を逞しくしてしまいました。
2007.10.16 19:13 | URL | #- [edit]
メリコ says...""
私も衝撃受けました。でもこれって前例を作ればきっとパワハラも解決になりますよね。言葉って難しいなって思います☆
2007.10.16 21:30 | URL | #- [edit]
あやぞう says...""
ちょうど今日、まさに書籍でパワハラについて書かれた記事を読み、パワハラはどこまでパワハラなのか?と考えていたところでしたので、ホッシーさんが書かれていてびっくり!!
いわゆるシンクロですね(笑)
いじめもそうですが、完全に加害者側が悪い。というスタンスはだんだん浸透してきたように思います。上司の立場から考えると上司にも事情はあったのでしょうが、どんなに事情があったとしても、「人間としての尊厳」を傷つける行為までやってはいけない。
行為は指導しても、人格否定はいけないですね。
部下→上司のパワハラについては初めて知りました。勉強になりました!
2007.10.16 21:33 | URL | #- [edit]
ホッシー says...""
☆nobuさん

コメントありがとうございます。

確かに、今の時代は生きにくいのかもしれませんね。
これだけ物は豊かになったのに、心の豊かさはまだまだのようですね。
痛みの分からない人が多いのも問題ですね。
このようなことが起こらないことを、切に願いますね。

☆ばななぷりんさん

本当ですね。
尼崎の事故も、日勤教育と言う名の下のパワハラが原因で起こってしまいましたね。
もっと、パワハラの理解が世間にあれば、避けられたかも知れませんね。

実は、パワハラの訴訟は、以前にもあったみたいです。
もし、興味があれば見てみてくださいね。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ehime/kikaku/033/1.htm
2007.10.17 02:38 | URL | #- [edit]
ホッシー says...""
☆メリコさん

メリコさんの言うとおり、パワハラについての研究が進み、パワハラでの労災の認定基準など、明確なものが早く確立して欲しいと思います。
ネット上でもそうですが、言葉って本当に難しいですね。
思ったとおりに、伝わらないこともあります。
もっと、言葉には気をつけないといけないですね。

☆あやぞうさん

あやぞうさんも、パワハラについて勉強していたとは、本当にビックリデス(笑)

指導と「人間としての尊厳」を傷つける行為の境目がとても難しいですね。
本人は、悪意ではなく上司として注意したつもりが、注意された本人はとても尊厳を傷つけられてしまうこともあると思います。
セクハラ、パワハラ共に「ハラスメント」は、この線引きがとても難しいですね。

あやぞうさんが悩むのも、とっても分かりますよ。。。
2007.10.17 02:47 | URL | #- [edit]
ばななぷりん says...""
ありがとうございます。
関連記事、よみました。
だから「原告代理人によれば…初めて」と、毎日でも朝日でも書いていたのでしょうね。
納得です。
2007.10.18 06:32 | URL | #- [edit]

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